めぐろパーシモンホール
開館10周年記念公演
アーガイルデザインでは、めぐろパーシモンホール開館10周年記念公演「NHK交響楽団ニューイヤー・コンサート」のポスター、フライヤーのグラフィックスを担当しました。プラハの夜の帳に想いを馳せ、目黒柿の木坂に位置しホールのネーミングのモチーフとなった柿 – 柿色と、10周年の節目を迎えるアニヴァーサリー感を丁寧に添え、美しいプロポーションとアングルをベースにシンプルにドラマチックにレイアウト/表現しました。
日本を代表するマエストロ 広上淳一氏、そして、近年最も注目を集めている若手チェリスト 宮田大氏をソリストに向え、目黒パーシモンホール初登場となる「NHK交響楽団」がお届けする『チェロ協奏曲 ロ短調 作品104』、『交響曲 第9番 ホ短調 作品95「新世界から」』 のドヴォルザーク・プログラム。
来年の公演ですからまだすこし先になりますが、チケット売り切れ必至、10周年記念を飾る記憶に残るだろう歴史的名演の予感がふんだんに溢れています。ぜひお立ち寄りいただけると嬉しく思います。
追記_
「N響 ニューイヤー・コンサート」のチケット、ソールドアウトとのこと。来年の公演にもかかわらず、発売からわずかで千数百枚全席売り切れ。演者・プログラム、コンテンツの秀逸さに助けられました。公演当日の歴史的名演を期待しています。
めぐろパーシモンホール開館10周年記念公演
NHK交響楽団 ニューイヤー・コンサート
client: 公益財団法人目黒区芸術文化振興財団
city: 東京都目黒区
art direction and design: 宮良当明 アーガイルデザイン
notes: poster flyer 10th anniversary logo (VI) ポスター ロゴ フライヤー ちらし
2013年1月6日(日)
“めぐろパーシモンホール開館10周年記念公演”
NHK交響楽団 ニューイヤー・コンサート
2012年秋、開館10周年を迎えるめぐろパーシモンホールのニューイヤー・コンサートは、日本を代表する目黒区在住の指揮者・広上淳一、ソリストには最も注目される若手チェリスト・宮田 大を迎え、パーシモン初登場となるNHK交響楽団がお届けするドヴォルザーク・プログラム!
〈ドヴォルザーク〉
・チェロ協奏曲 ロ短調 作品104
・交響曲 第9番 ホ短調 作品95「新世界から」
◎広上 淳一 [指揮] / Junichi Hirokami, conductor
東京生まれ。東京音楽大学指揮科に学ぶ。第1回キリル・コンドラシン国際指揮者コンクールに優勝し、国際的な活動を開始。1991~95年ノールショピング響首席指揮者、1991~2000年日本フィル正指揮者、1997~2001年ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニー管弦楽団首席客演指揮者、1998~2000年リンブルク響首席指揮者を歴任する傍らフランス国立管、ベルリン放送響、ウィーン響、コンセルトヘボウ管、モントリオール響、イスラエル・フィル、ロンドン響などに定期的に客演。2006~2008年米国コロンバス交響楽団の音楽監督を務める。2007年サイトウ・キネン・フェスティバル松本、2008年小澤征爾の代役で急遽水戸室内管定期演奏会を指揮、聴衆、批評家からともに絶賛された。またオペラの分野でも、シドニー歌劇場、新国立劇場をはじめ、国内外で活躍。近年では日生劇場《オルフェオとエウリディーチェ》、新国立劇場《椿姫》等が記憶に新しい。京都市交響楽団常任指揮者。
◎宮田 大 [チェロ] / Dai Miyata, cello
3歳よりチェロを始め、9歳から出場するすべてのコンクールに第1位入賞する。2009年、第9回ロストロポーヴィチ国際チェロコンクールで日本人として初の優勝。出光音楽賞、齋藤秀雄メモリアル基金賞、ホテルオークラ音楽賞受賞。江副育英会、ローム・ミュージックファンデーション奨学生。とちぎ未来大使に任命される。桐朋学園音楽部門特待生、同大学ソリスト・ディプロマコースを首席で卒業。2009ジュネーブ音楽院卒業。チェロを倉田澄子氏に師事、現在はクロンベルク・アカデミーでフランス・ヘルメルソン氏に師事している。ベートーヴェン音楽祭、ドレスデン音楽祭、などヨーロッパの数々の音楽祭に招かれ、国内外で高い評価を受けている。2011年に初CD「Dai First」をリリースした。BS朝日にて2時間音楽ドキュメントが放送されるなど、マスメディアへの露出も多く、現在最も注目を集めている若手チェリストである。
◎NHK交響楽団 [管弦楽] / NHK Symphony Orchestra,Tokyo
NHK交響楽団の歴史は、1926年にプロ・オーケストラとして結成された新交響楽団に遡る。その後、日本交響楽団の名称を経て、1951年NHK交響楽団と改称。今日に至るまで、カラヤン、アンセルメ、カイルベルト、マタチッチなど世界一流の指揮者を次々と招聘し、歴史的名演を残している。現在N響が擁する指揮者陣は、名誉音楽監督シャルル・デュトワ、桂冠指揮者ウラディーミル・アシュケナージ、桂冠名誉指揮者ウォルフガング・サヴァリッシュ、名誉指揮者ヘルベルト・ブロムシュテット、正指揮者 外山雄三、尾高忠明、首席客演指揮者アンドレ・プレヴィン。近年N響は、年間54回の定期公演(NHKホール、サントリーホール)をはじめ、全国各地で約120回の演奏活動を行っている。また1960年以来の定期的な外国公演など、その活動と演奏は国際的にも高い評価を得ている。