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ARGYLE DESIGN - Stories through Design.

北村聡 バンドネオン ソロ|Satoshi Kitamura Solo Music|蛇腹リーフレット ポスター グラフィックデザイン|岡山 2days

作為のない美しいノイズとリズムを見つける。

アルゼンチンと日本をつなぐバンドネオン奏者 北村 聡 さんの岡山県でのふたつのコンサート公演のポスター/リーフレット(フライヤー)をアートワーク/デザインしました。

蒜山耕藝、cafe moyau 両公演ともにメインであるため、両A面シングル盤のように、一枚のリーフレットの表裏にそれぞれの会場のコンテンツを落とし込みました。ひとつのリーフレットの表示面を選ぶことで、ふたとおりの展示、展開が可能となり、表裏を一緒に並べるとなお一層の奥行きを生み出します。
また、バンドネオンの空気を溜め込む蛇腹をペーパーに置き換え、変形段違いラップ付き蛇腹W折り三山に仕上げています。リーフレットを手にとって、左右に伸び縮みさせると、空気が動き、少しだけバンドネオンという楽器を奏でた気分になれるかもしれません。

コンサート当日は、六月、梅雨の最中。大地や木々を濡らす潤いの雨が岡山の会場には降っているかも☂。表裏の蛇腹をモチーフにしたブラウン/グリーンのグラフィックは、バンドネオンの蛇腹の造形と併せ雨脚をも模してます。
向こうの風景を遮る雨。広重の線描の雨。やさしい、時につよいノイズとリズムをつくる雨。

「大事なのは、きれいな音ばかりでなく、そこに汚いというか、少しかすれようが、味があること」

以前、北村さんが、バンドネオンやタンゴの魅力のひとつとして、こんな風に「ノイズ」という意味合いで かすれ や 汚さ を挙げていました。写真やデザインも同様ですね。絶対非演出から生まれる作為のない、不完全な、ひとがつくることができないノイズの美しさを見つけること。


カテゴリーや国境を問わず佳良な音楽をお好きな方、お近くの方はぜひお立ち寄りください。その場の風景、空気とともに記憶に残る、素晴らしい公演になるはずです。

北村聡 バンドネオン ソロ パンフレット グラフィックデザイン
コンサート リーフレット/フライヤー 表裏

Satoshi Kitamura Solo Music CD concert デザイン
変形段違いラップ付き蛇腹折り3山 リーフレット/フライヤー

蛇腹リーフレット ポスター グラフィックデザイン
変形段違いラップ付き蛇腹折り3山 リーフレット/フライヤー


ポスター グラフィックデザイン 蒜山耕藝くど
ポスター COUNTRY SIDE - 蒜山耕藝 くど 岡山

ポスター グラフィックデザイン カフェモヤウ
ポスター CITY SIDE - CAFE MOYAU 岡山


|introducing|
solo okayama, country - city 2days

受け継がれる場所で、バンドネオンは静かに風景を紡ぐ。
アルゼンチンと日本を往来する北村聡のバンドネオン独奏2公演。タンゴ古典から現代アルゼンチン音楽、クラシック音楽まで演奏予定。
ここ岡山の受け継がれる場所で、祈りのように静かに、そして時空を超え軽やかに風景を紡いでゆく。

バンドネオンとは、持ち運べるパイプオルガンの音色としてドイツで開発されたボタン式の蛇腹楽器で、20世紀初頭にアルゼンチンへ輸入されてからタンゴで有名な楽器となります。構造が複雑なゆえ造り手が少なく、50年以上も修理を繰り返され受け継がれているものが多いようです。膝を使った鋭い演奏も可能で、その土地の空気を内部に含んだ伸びやかな音色には神聖な響きが宿ります。

|profile|

北村 聡
バンドネオン奏者
関西大学在学中にバンドネオンに出合い、小松亮太、フリオ・パネに師事。世界各国のフェスティバルで演奏する。 11 年元ピアソラ五重奏団ピアニスト、パブロ・シーグレルのアジアチームに参加。 14年東京オペラシティのリサイタルシリーズ B → C に出演、好評を得る。これまでに須川展也、鈴木大介、菊地成孔、川井郁子、夏木マリ、エゴ ラッピン、カルロス・アギーレ、ビクトル・ラバジェン、仙台フィル、いずみシンフォニエッタ大阪等と共演。NHK「八重の桜」「まれ」、映画「そこのみにて光輝く」をはじめ数多くの録音に参加している。現在オルケスタ・アウロラ、クアトロシエントス、喜多直毅クアルテット、西塔祐三& オルケスタティピカ・パンパ等で活動中。


|6-20 country side|

蒜山耕藝
with small appetite #4, HUMMOCK cafe
出演 北村 聡 bandoneon
日時 2016年6月20日 monday
時間 18:00 - 21:00 頃
料理 HUMMOCK Cafe
会場 蒜山耕藝の食卓 「くど」 岡山県真庭市蒜山下和1418-2
料金 4,000円(料理代込 / 前菜・主菜・デザート・珈琲)

岡山県新見市のワイン農園「COLTRADA」の2016年リリースワインを追加でご注文できます



◎ご予約・お問い合わせ
蒜山耕藝の食卓 「くど」
info@hiruzenkougei.com

HUMMOCK Cafe
079 254 1400(月・火 除く)
ticket.info.hummock@gmail.com

公演名・お名前・人数・連絡先をお伝えください




|6-21 city side|

cafe moyau
出演 北村 聡 bandoneon
日時 2016年6月21日 tuesday
時間 開場 19:00 / 開演 20:00
会場 cafe moyau 岡山県岡山市北区出石町1-10-2
料金 前売 2,500円 / 当日 3,000円

cafe moyau での本公演は、HUMMOCK Cafe による料理のご提供はございません


◎ご予約・お問い合わせ
cafe moyau
info@cafe-moyau.com
086 227 2872

moderado music
moderadomusic@gmail.com

公演名・お名前・人数・連絡先をお伝えください




北村聡 バンドネオン ソロ|Satoshi kitamura Solo Music|蛇腹リーフレット ポスター グラフィックデザイン|岡山 2days

client: HUMMOCK Cafe ハンモックカフェ
industry types: カフェ レストラン ライヴ・コンサート企画/運営
city: 兵庫県姫路市 岡山県真庭市/岡山市
art direction, design: 宮良当明 アーガイルデザイン
notes: ライヴ, コンサート, 音楽, リーフレット, フライヤー, オフセット印刷, プリント, 変形蛇腹折り, 変形段違いラップ付き, 三山, 変形折り加工, w折り, 8P, ポスター

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planning:  HUMMOCK Cafe
co-sponsorship:  moderado music 蒜山耕藝
photography, inside:  nobuhiko nakamura
artwork and design:  masaaki miyara, argyle design

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ほかのデザインの事例

Exhibition

Exhibition "6th Fruit Labels Traveler" Art and Design Gallery "The Hours", Miyazaki

色とりどりの果物は軽やかに国境や赤道を超える。
港から港へ。マーケットから食卓へ。
海の向こうからやってくるフルーツシールはいつも旅している ––––


バナナやオレンジ、レモンに貼られたあのポップな「フルーツシール」。いつの頃からか財布や手帳にペタペタと貼りはじめ、気がつけば2,200枚近い数になっていました。
吉本 宏と宮良当明の小さなコレクションを一堂に集めた世界でも初めて? のフルーツシール展を開催します。

2016年 東京渋谷パルコ・大阪中之島フェスティバルプラザのふたつの DELFONICS GALLERY を皮切りに、2017年 姫路 HUMMOCK Cafe、2018年 藤沢辻堂 Toasted、2019年 鎌倉由比ガ浜 CORNO でささやかに好評を博した同展の第6回目のエキシビジョンとなります。
ふたりがヨーロッパや南米のマーケットでコツコツと収穫したキュートなシールのコレクション展示をはじめ、新作オリジナルデザインアイテムを限定販売します。

The Hours 主宰、杉 怜くん(Scenery of Design)とは、長く "高級な友情" を育んできました。本展におけるフルーツシールのアート&デザイン面のクローズアップは、彼との共同作業を通して生まれ、新しい展示の在り方を形づくるものとなりました。当ギャラリーの「こけら落とし」に相応しいフレッシュで活き活きとした展覧会になることを願っています。

九州初上陸の「旅するフルーツシールのデザイン展」、ちょっぴりレトロでカラフルな、グラフィックデザインの宝庫ともいえる〈小さきもの〉の世界をつぶさにお愉しみください。

*終了いたしました。
fruit labels traveler|calendar “Bienvenidos a Argentina”

fruit labels traveler|calendar “Bienvenidos a Argentina”

Fruit labels traveler "Calendar"

アルゼンチンの旅で知り合ったフェルナンドが案内してくれた
ブエノスアイレスのアンティーク・マーケット。
アルゼンチンのフォルクローレやロックを扱うレコードショップに、
フルーティーなドリップを淹れてくれるコーヒーショップを巡り、
その隣の店のカウンターで熱々のエンパナーダを頬張る。

もちろんフルーツショップにはたくさんのフルーツシールが。
同じくフルーツシールを集めているフェルナンドは
ちょうどイタリア旅行から帰ってきたところだといって、
手帳に貼ってあったイタリアのシールをプレゼントしてくれた。

こうして旅を経てできあがった Fruit Labels Calendar。


全国各ショップ/ウェブストアにて発売開始
*完売いたしました。