昨年、東京 渋谷(パルコ Part1)、大阪 中之島(フェスティバルプラザ)のふたつのデルフォニックス・ギャラリー、姫路的形の HUMMOCK Cafe、そして、本年、辻堂 TOASTED で開催され、ささやかに好評を博した 吉本 宏 と 宮良当明 の「Fruit Labels Traveler 旅するフルーツシール展」。
同展で、一番人気のアイテムだった「フルーツシール・カレンダー」の 2018年版が刷りあがりました。
本作は、世界を旅する旧友のイタリア人 アレッサンドロ・モレッティ のフルーツシールコレクションから –––––––––
全国ショップをはじめ、アーガイルデザインショップで販売をいたします。
2018年度版もどうぞよろしくご愛顧のほどお願いいたします!
同展で、一番人気のアイテムだった「フルーツシール・カレンダー」の 2018年版が刷りあがりました。
本作は、世界を旅する旧友のイタリア人 アレッサンドロ・モレッティ のフルーツシールコレクションから –––––––––
全国ショップをはじめ、アーガイルデザインショップで販売をいたします。
2018年度版もどうぞよろしくご愛顧のほどお願いいたします!
ピアチェーレ!
鮮やかな黄色いレモンに ちいさなキッスをすると
爽やかな香りがにこっり微笑む。
好奇心の赴くままに世界を旅する旧友
イタリア人のアレッサンドロ・モレッティ氏が
旅先でパスポート・ケースに貼りつけた
12のフルーツシール。
2018年、13年目のスタート
Fruit Labels Calendar
Italian and TravelerAlessandro Del Moretti's Trip Around The World
〈NEW〉 Fruit Labels Traveler "Calendar 2018"
Hiroshi Yoshimoto - Masaaki Miyara
◎仕様
・ポストカード(2018年カレンダー/12ヶ月/孔版印刷/片面/堅厚紙)
・ダストジャケットカヴァー(純白ロール紙)
・Fruit Labels Traveler Sticker(1枚/楕円シール) or Fruit Labels Traveler Postcard "Banana"(1枚/はがきサイズ)付き ※お選びいただけません
・OPP袋
※画像はイメージです
◎定価
1,500円(with Tax)
made in japan
adp 041
©2017 argyle design ltd
#fruitlabelstraveler #旅するフルーツシール展 #argyledesign
2017年12月1日発売
全国各ショップ/アーガイルデザイン・ウェブショップ 👉
◎取り扱いショップ(随時更新いたします)
CAFE Ryusenkei - 神奈川 箱根・西湘・湘南 http://cafe-ryusenkei.com/ facebook instagram
TOASTED - 神奈川 藤沢 辻堂 http://toasted.jp/ facebook instagram
HUMMOCK Cafe - 姫路 的形 http://hummock.blogspot.jp/ facebook instagram
[NEW] Luna piena - 神奈川 鎌倉 大船 fecebook
mono 森音 - 北海道 美幌 http://cafe-morion.com/ facebook instagram
(順不同)
《JOURNAL》
積極的な写しと観ることについて
(かつて)多くの魅力的なフルーツシールは、凸版印刷やシルクスクリーン印刷で刷られていました。十年目の前作から、その背景の理解、再発見のために、シルクスクリーンに近い「孔版印刷」という技法を活用しています。色ごとに造形を理解し分解をし、想像上の版をとり、一色一色ごとに色を重ね刷り上げています。そのため、作為を超えた版ずれから起こるインクの掛け合わせや白抜け、「孔版印刷」の特徴である色ムラやカスレが、飾らない絶対非演出のなかで時としていきいきと生じます。
読み人知らず的なアノニマスなデザインといえるフルーツシールのその造形のアウトラインをなぞることで、作者の「手と眼の痕跡」を、ぼくらの手と眼で丁寧に追いかけました。当時の技術や「色」の文脈への理解を下敷きに、こうやって、ぼくらが愛した旧き良きチャーミングなフルーツシールの面影がここに蘇りました。
このデケイド、ぼくらは世界中を軽やかに流通するこの愛くるしい「小さきもの」への大きな敬意の表明と、その脚元を明るく照らすパブリシティを目的に、架空の旅をテーマに「フルーツシール・トラヴェラー」としてカレンダーを作り続けてきました。魅惑の大陸《南米》を題材とした十一年目の旧作「Gateway to South America」、再び世界に眼を向けた十二年目の「George Morrison’s Trip Around the World」は、十三年目の「Alessandro Del Moretti’s Trip Around The World」は、ぼくらにとって、憧憬の念や深い共鳴、シンパシーを持って手本とされた古今東西の「やきもの」のような、あるいは和歌の「本歌取」に似た、対象への最大のオマージュを携えた積極的な写しの態度のある種の到達点、完成形と云えるのかもしれません。
好きな先人の言葉があります。
「美とは、それを観た者の発見である。創作である。」
ぼくらの眼の純度をたよりにしたこの発見と創作を、ぜひ手に取り、一年を通して、つぶさに観てもらえるとうれしいです。