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Hummock Label|藤本一馬 伊藤志宏 ウェヴニール・ツアー 2015「春 と 春、北」|パンフレット ポスター グラフィックデザイン

Hummock Label|藤本一馬 伊藤志宏 ウェヴニール・ツアー 2015「春 と 春、北」|パンフレット ポスター グラフィックデザイン
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荒ぶる大地の神々と、
たおやかな天空の神々の対話にそっと耳を傾ける。

藤本一馬のアコースティック・ギターと
伊藤志宏のピアノの音が響きあい共鳴をはじめると、
雄弁な言葉は影をひそめ、ひっそりと心の中へ帰ってゆく。

2人の出会いから今日までの聖なる対話を
ドキュメントしたような音の流れにただ身をゆだねる。

目を閉じて静かなる心で聴く音楽が ここにある。

吉本 宏



春、四月。もうすぐ、満を持しての 2nd 全国ツアー開始です。

変形二つ折りの全国ツアー・ブックレット(パンフレット)のほか、新しいグラフィックスとしてシンプルな A2 サイズの全国公演用ポスターを手がけました。(美幌公演は、美幌オリジナルヴァージョンあり)

写真は、朝靄に包まれた箱根芦ノ湖でドキュメントをした別テイクを用意し、中段に音楽文筆家 吉本宏くんの清廉な文章を添えています。
欧文タイプフェイスは、引き続き Frutiger の「Avenir Next」。その美しく潔い書体文字の空け詰めに多くの時間を注ぎました。

このポスターは、CDアルバム「Wavenir」 と共に、各会場で購入できると聞いています。次の「新しい波形の未来」を、リスナーのひとりとしてとても愉しみにしています。


◎藤本一馬/伊藤志宏 ウェヴニール・ツアー 2015 「春 と 春、北」


4/11 (土) 東京 やなか音楽ホール
4/16 (木) 鎌倉 café vivement dimanche
4/17 (金) 小山 Fellows
4/18 (土) 山形 FRANK LLOYD WRIGHT
4/19 (日) 福島 Player's Cafe
4/25 (土) 札幌 渡辺淳一文学館
4/26 (日) 美唄 アルテピアッツァ美唄 アートスペース
4/29 (水) 美幌 美幌町民会館 びほーる
5/ 8 (金) 姫路 HUMMOCK Cafe
5/ 9 (土) 鳥取 CAFE KOHANHE (カフェ湖畔へ)
5/10 (日) 米子 ゆう&えん Qホール

詳細はこちらから (http://hummocklabel.blogspot.jp/




マガジンハウスの「ダカーポ Dacapo」に掲載されているハンモックカフェの中村ノブさんと真理子さんが綴った想い溢れる文章に、音楽の魅力とレーベルの未来への希望が瑞々しくキャプチャーされています。

風が波をつくる。その新しい波形は、なにをつくるのか。
「新しい波形の未来、ウェヴニール。」
藤本一馬さんと伊藤志宏さんの奏でるアルバムタイトルであると同時に、21世紀の音楽の在りかたへ向けた中村夫妻のプレーンな眼差しと云えるのかもしれません。ハンモックレーベルの記念すべき第一弾、この『ウェヴニール』にアーカイヴされた潮汐のようなリズムとメロディーに身を委ねていると、ふたりの私的な眼差しが、これからの音楽の世界全体の姿を確かに捉えているように思うのです。

アルバム『ウェヴニール』は、9月4日(木)に全国発売となりました。藤本一馬さんと伊藤志宏さんの音楽家として携える色彩の豊富さ、パースペクティヴの柔軟さに、新鮮な驚きを隠すことができません。ギターとピアノの乗算がつくる、美しく絶妙なコンビネーションの数多。
音楽を愛おしむひとたちに、この新しい清新な風と波形をぜひ感じ取って欲しいと、切に願います。そして、リスナーの心に想い重なる21世紀のミュージック・ライブラリーが、ゆっくりとゆっくりと増えますように。


アーガイルデザインでは、このCDパッケージのアートディレクション / デザイン / 写真撮影等をはじめ、二回行われた全国リリースツアーのポスター、パンフレット等のグラフィックスを担当しました。

"Wavenir" Kazuma Fujimoto / Shikou Ito


¥2,500 +税
1 hummock
(P)&(C) 2014 hummock label
Distributed by Inpartmaint Inc.

〈特典〉想いをプレスする "ウェヴニール栞"(活版印刷/レタープレス)付 *限定500枚


IN STORE NOW

◎ HUMMOCK web shop
http://hummock.thebase.in

◎ Inpartmaint
www.inpartmaint.com

◎ Tower Records
http://tower.jp

◎ HMV
www.hmv.co.jp

◎ Amazon
www.amazon.co.jp

◎ disk union
http://diskunion.net


Hummock Label|Kazuma Fujimoto - Shikou Ito "Wavenir" CD and Graphics


client: HUMMOCK Cafe / hummock label|ハンモックカフェ / ハンモックレーベル
city: 兵庫県姫路市的形
art Direction, Design, Logo design, Copy and Photography: アーガイルデザイン 宮良当明




ギタリスト藤本一馬とピアニスト伊藤志宏。
優れた演奏家であり卓越した作曲家であるふたりが紡ぐ、ネイキッド・インストゥルメンタル・ミュージック。繊細さを内包し、スピリチュアルなシナジーを放つふたりの音楽は、まるで風が生み出す波形のように潮汐のリズムとメロディを刻む。そのデュオ演奏の一音一音が、光に導かれて輝く水面のように鮮烈な記憶となり、わたしたちに、柔らかくも凛とした音楽的〈如水〉の精神を気付かせてくれるよう。
姫路は的形にあるハンモックカフェが、音楽レーベル「ハンモックレーベル / hummock label」を「21世紀のライブラリー … 心のライブラリーに想い重なる。インストゥルメンタルを中心とした、想像の余白を残した音楽をリリース」というコンセプトのもとに設立。その記念すべき第一弾リリースは、ギタリスト藤本一馬とピアニスト伊藤志宏のデュオの完全録り下ろし新作。



藤本一馬

ギタリスト、作曲家。1998年、ヴォーカルのナガシマトモコと orange pekoe を結成し、現在まで日本のオーガニック・ミュージック・シーンをリードし続けている。またソロ活動としては2011年を皮切りに現在まで3作品発表。海外の音楽家との共演や録音も重ね、独創的なオリジナル曲と、ジャズ 、ワールドミュージックのエッセンスを滲ませたジャンルレスなインストゥルメンタルを進化させている。

伊藤志宏

ピアニスト、作曲家。14歳で東京交響楽団とベートーヴェン/ピアノコンチェルト三番を共演し、音楽理論は慶応義塾経済学部在籍中に独学で学ぶ。2000年以降プロとして多様な編成で独自の音楽活動を展開し、シンガーからは伴奏者、アレンジャーとして高い信頼を得る。2012年以降ソロ名義でコンセプチュアルな作品から初ソロピアノ作品を続いてリリース。2014年夏には3作品目となる、3人のチェロ奏者と奏でた伊藤志宏 3cello variation 作品をリリースし、稀有な室内楽音楽として注目を集めている。


◎出逢い
そのふたりが東京で出逢い、互いを「音を奏でる"表現者"」と認め合うに至にはそう時間はかからず、2012年1月、初めてセッションライヴを試みたふたりは、伊藤志宏の代表曲(1)「ペンギンは飛べない」を熱演し観衆を魅了。その共演はまるで水を得た魚のようにギターとピアノが遊泳しているようだった。そして2年以上の歳月を経て遂にスタジオ録音を果たした本作では、他に代えがたい象徴曲として冒頭を飾り、続く波形へと光を導き出している。新緑の移り変わる色彩を描いた(2)「緑の渡り」と、空高い天の澄んだ風が舞うような(3)「天つ風」は伊藤志宏による名曲。藤本一馬セルフカヴァー曲(4)「Blue Light」は、淡い光を汲み取ったピアノによって、蒼さと温かみの同居した作品に仕上がった。また、唯一のカヴァー曲として、ブラジルの偉大な音楽家エグベルト・ジスモンチの曲(7)「Don Quixote」を取り上げたのも特筆。ふたりだからこそ生まれた優しさ滴る水の波紋の如くゆっくりと穏やかに鳴り響き、次なる曲へと余韻を与えている。

◎Wavenir
"Wave / 波" と "Avenir / 未来" からの造語であるアルバムタイトル『Wavenir』は、ふたりの音楽が現代の希望の光へとなり、新しい波形の未来を描く"ウェヴニール" を意味している。その中で藤本一馬の新曲(5)「Matogata Sunrise」と(8)「いにしえ」が生まれ、先に伊藤志宏がこのデュオのために書いた(9)「夢中夢」と(6)「夢占い」へと呼応するかのように親和した波長を感じ取れる。録音では互いの曲をいかに佳い作品にしていくか、という音楽家として実直なまでにあふれだす創作意欲を注ぎ込み、ふたり合わせた20本の指からほとばしるピアノとギターの七変化する音色は、流麗にもナチュラルにも時にシュールにも美しく響く。
エンジニアに奥田泰次氏を迎えた純度高い録音は、余すところなく巧みな演奏技術と音楽への敬意が表出され、その繊細さを内包したスピリチュアル性は、藤本一馬作曲(10)「光に包まれて」に辿り着くまで、柔らかくも凛とした佇まいで、わたしたちを照らしつづけてくれるようだ。

1. ペンギンは飛べない / Could Penguins Fly, or, Just Don’t Fly…?
2. 緑の渡り / How Long To Be Greener
3. 天つ風 / Sky-high Wind
4. Blue Light
5. Matogata Sunrise
6. 夢占い / Dream Horoscope
7. Don Quixote
8. いにしえ / Ancient
9. 夢中夢 / A Dream Within A Dream
10. 光に包まれて / Embraced By Light


(1)(2)(3)(6)(9) Composed by Shikou Ito, (4)(5)(8)(10) Composed by Kazuma Fujimoto, (7) Composed by Egberto Gismonti & Gerardo Carneiro

藤本一馬:Echizen Steel String Guitar / Fukuoka Nylon String Guitar
伊藤志宏:Steinway & Sons D-274 Grand Piano

録音:2014年6月 / Heart Beat Recording Studio
レコーディン・グエンジニア:奥田泰次
マスタリング・エンジニア:木村健太郎
アート・ディレクション:宮良当明(アーガイルデザイン)

[booklet information]
Recording & Mix Engineer: Taiji Okuda / studio MSR
Recorded: June 17th 18th, 2014 at Heart Beat. Recording Studio, Tokyo
Mastering Engineer: Kentaro Kimura / Kimuken Studio
Producer: Kazuma Fujimoto, Shikou Ito, Nobuhiko & Marico Nakamura / hummock label

Art Direction & Design: Masaaki Miyara / Argyle Design
Cover*, Back Cover Photo: Nobuhiko Nakamura *«New Wave & Avenir Next» May2014
Inside Cover, Booklet Photo: Masaaki Miyara
Adviser: Shota Inaba / Inpartmaint Inc.

(P)&(C) 2014 hummock label
Distributed by Inpartmaint Inc.

Special Thanks:
Motohiko Kishikawa, Hiroshi Yoshimoto·Yuki Yamamoto·Hiroshi Kono & "bar buenos aires" Crew, Tomohisa Gora/CAFE Ryusenkei, Mika Nakasho, Shuichi Kaneko/haus, The Prince Hakone, Neruyama, Yuya, Yoshihiro Narita/NRT, Tomoko Nagashima/orange pekoe, Takashi Tannaka/BounDEE by SSNW, Keiichi Kashiwada/King Recoreds, Ryohei Echizen/Echizen Guitars, Yoshikane Fukuoka/Fukuoka Guitars, Kanji Kawabata/Kanji Wood Carving & Musical Instruments, Masakazu Okamoto & His Friends, Yoshi Kawasaki & "RePublik:" Crew, Toru Watanabe, Hitoshi Kurimoto, Takashi Horiuchi/café vivement dimanche, Toru Hashimoto/Café Après-midi, Tomoaki Nakamura/Bar Music, Manabu & Eiko Ishigooka, Hideki & Saki Shiomi/unjourplus, Michiko Mikata, Yutaka Okano, Chihiro, Nozomi Takezaki, "coyote music & sea" & Her Friends, Yoshijiro Sakurai, Ken Suzuki·Shozo Sawaki & Sweet Boon Music All Staff, Masaharu Seki & SMIC PARTNERS ADVISERS All Staff, KENTEC All Staff, Seokwon Beom, G & F Morrison, Hiromi Kawaguchi/Argyle Design, Inpartmaint Inc. All Staff, Our Family & Friends, All Fans & You.

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Exhibition

Exhibition "6th Fruit Labels Traveler" Art and Design Gallery "The Hours", Miyazaki

色とりどりの果物は軽やかに国境や赤道を超える。
港から港へ。マーケットから食卓へ。
海の向こうからやってくるフルーツシールはいつも旅している ––––


バナナやオレンジ、レモンに貼られたあのポップな「フルーツシール」。いつの頃からか財布や手帳にペタペタと貼りはじめ、気がつけば2,200枚近い数になっていました。
吉本 宏と宮良当明の小さなコレクションを一堂に集めた世界でも初めて? のフルーツシール展を開催します。

2016年 東京渋谷パルコ・大阪中之島フェスティバルプラザのふたつの DELFONICS GALLERY を皮切りに、2017年 姫路 HUMMOCK Cafe、2018年 藤沢辻堂 Toasted、2019年 鎌倉由比ガ浜 CORNO でささやかに好評を博した同展の第6回目のエキシビジョンとなります。
ふたりがヨーロッパや南米のマーケットでコツコツと収穫したキュートなシールのコレクション展示をはじめ、新作オリジナルデザインアイテムを限定販売します。

The Hours 主宰、杉 怜くん(Scenery of Design)とは、長く "高級な友情" を育んできました。本展におけるフルーツシールのアート&デザイン面のクローズアップは、彼との共同作業を通して生まれ、新しい展示の在り方を形づくるものとなりました。当ギャラリーの「こけら落とし」に相応しいフレッシュで活き活きとした展覧会になることを願っています。

九州初上陸の「旅するフルーツシールのデザイン展」、ちょっぴりレトロでカラフルな、グラフィックデザインの宝庫ともいえる〈小さきもの〉の世界をつぶさにお愉しみください。

*終了いたしました。
fruit labels traveler|calendar “Bienvenidos a Argentina”

fruit labels traveler|calendar “Bienvenidos a Argentina”

Fruit labels traveler "Calendar"

アルゼンチンの旅で知り合ったフェルナンドが案内してくれた
ブエノスアイレスのアンティーク・マーケット。
アルゼンチンのフォルクローレやロックを扱うレコードショップに、
フルーティーなドリップを淹れてくれるコーヒーショップを巡り、
その隣の店のカウンターで熱々のエンパナーダを頬張る。

もちろんフルーツショップにはたくさんのフルーツシールが。
同じくフルーツシールを集めているフェルナンドは
ちょうどイタリア旅行から帰ってきたところだといって、
手帳に貼ってあったイタリアのシールをプレゼントしてくれた。

こうして旅を経てできあがった Fruit Labels Calendar。


全国各ショップ/ウェブストアにて発売開始
*完売いたしました。