アーガイルデザイン Argyle design|グラフィックデザイン事務所|神奈川 横浜 鎌倉 湘南 葉山町 東京

ARGYLE DESIGN - Stories through Design.

カルロス・モスカルディーニ「マノス」音楽CDアルバム|グラフィック パッケージ デザイン

manos_1_m

manos_2_s

manos_3_s

manos_4_s

manos_5_s

manos_6_s

manos_7_s

manos_8_s

〈新しい波形の未来〉を瑞々しく描いた CD 『Wavenir』(1hummock) からはや一年。 "二十一世紀の音楽ライブラリー" を謳うハンモックレーベルの第二弾アルバムは、ギタリスト/作曲家 カルロス・モスカルディーニの『Manos』です。

アーガイルデザインでは、アートディレクション / デザインを、『Wavenir』に引き続き担当しました。カヴァーアートは、「& Premium アンドプレミアム」などの雑誌や広告で活躍する切り絵作家 ちょっきんきりえ Yuya Chokkin Kirie 氏。彼の左手の痕跡が仄かに溶け込んだ書き下ろし作品です。爪弾く律動的な音粒とそれらの美しいリエゾンの響きが確かに聴こえる、魅力たっぷりの Paper Cut-out を用意してくれました。

"2 hunmmock" の音源は、またまた素晴らしいの一言。クラシカルだけれど創造的。〈素朴の美〉を憶える、エヴァーグリーンなインストゥルメンタル音楽集です。
「見て知りそ、知りてな見そ」という好きな言葉がありますが、先入観や知識に頼らず、ありのままのこの音に触れて欲しいと思うアルバムの一枚です。9月17日に全国一斉発売をしましたが、Tower Records をはじめ、大小多くの取り扱い店舗(レコードCDショップ/雑貨店/カフェ等)のサポートもあり、じわりじわりこの作品の本質とチャームが、各地に確かに伝播していると聞いています。
この作品を耳にしたら、きっとロングライフな良い作品に出逢えたと思ってもらえるはず。ありそうでなかったオーガニック・スタンダードな音楽です(Yuyaくんのカヴァーアートも!)。まずは、ぜひ聴いてから知ってください。

Carlos Moscardini "Manos" CD



ブエノスアイレスに息づくクレオール。
伝統と創造を編むクラフトアートのような〈素朴な美〉を感じさせるギター作品。

想像の余白を残した器楽中心アルバムをリリースするハンモックレーベルの第二弾。
1959 年生まれブエノスアイレス在住ギタリスト作曲家 カルロス・モスカルディーニによる書下ろし曲、スタジオ・ニューレコーディング、名作マスター音源からリマスタリング収録した全曲オリジナル/初の日本盤ヒストリーアルバム『Manos – マノス(手)』。

円熟した手の温もりを感じるギター独奏を中心に、女性ピアニスト リリアン・サバとの二重奏、ヴァイオリニスト ラミロ・ガジョ率いる弦楽四重奏のリリカルな調べに心の機微を掴まれる優美なインストゥルメンタル集。

------------------------------

Art direction & design:Masaaki Miyara(Argyle Design)
Cover art:YUYA “Round & Sound for People” 2015
Adviser:Shota Inaba / Inpartmaint Inc.

------------------------------
品番:2hummock
発売日:2015/9/17
本体価格:2,400円(+消費税)
JANコード:4532813841342
形態:国内盤CD/紙ジャケット
ライナー:伊藤亮介(大洋レコード)
発売元:ハンモックレーベル(担当:中村)
問い合わせ:079-254-1400
ディストリビューター:インパートメント
問い合わせ:03-5467-7277

------------------------------

収録曲

1. Huella perdida 失われた足跡
2. Duendes mulatos 混血の妖精
3. Temperley テンペルレイ *
4. El último aliento 最後の息*
5. Julia フリア
6. Sebastián セバスチャン*
7. El gato ガト
8. Adiós a los cien cuervos 100羽のカラスに別れを
9. A la niñez nuestra 我々の幼年期に
10. Raíces ocultas 秘密のルーツ
11. El corazón manda 命じる心*
12. Doña Carmen カルメン夫人*
13. A esas almas これらの魂に
14. Aguas y penas 水と哀しみ
15. Solo distancia 距離だけ**

All the tracks composed & produced by Carlos Moscardini
* スタジオ・ニューレコーディング
** 書下ろし新曲/初収録

------------------------------

参加ミュージシャン

Carlos Moscardini: Guitars, Manuel Contreras 1976 and Hilario Carracedo 1976
Lilián Saba: Piano(5 Julia)
Cuarteto de cuerdas(14 Aguas y Penas)
Ramiro Gallo: violin 1
Perla Flores: violin 2
Kristina Bara: viola
Claudia Sereni: violoncello

------------------------------

曲解説

牧歌的で愛らしいギターの音色、大草原パンパ由来のリズム ウエジャ(轍)と 人間らしい歩みを喩えた [1]。
クレオールの妖精が舞うようなラプラタ川流域の舞踏曲 [2]。
幼少期に過ごした土地の駅名を冠した [3]。
ギターのハーモニクスが静寂に余韻を残す [4]。
愛娘フリアに捧げたギターとピアノが語り合うように美しい [5]。
感傷的なカンシオン [6]。
猫が踊る様子が由来の陽気なリズム [7]。
意思の強さと優しさが同居した弦の響き [8]。
若かりし日の記憶を回想するようなドラマティックな曲想 [9]。
ミステリアスで叙情的なワルツ [10]。
アンデスからクージョ地方まで広がるクエッカのリズムに静かなる情熱を感じる [11]。
4歳でスペインからアルゼンチンへ移住した祖母に捧げたクレオールのワルツ [12]。
余白を残したギターの調べに心鎮まる [13]。
グアラニー・スピリットをギターと弦楽四重奏で奏でる切なく優美な水辺の音楽 [14]。
ラストには彼の座右の銘である "Musica,sonidos y silencios" が表れた書き下ろし曲 [15] により穏やかな静寂に包まれる。

------------------------------

プロフィール Carlos Moscardini

1959年、アルゼンチン・ブエノスアイレス州ロマス・デ・サモラに生まれる。故郷近くバンフィエルドにある名門音楽院 Conservatorio de Música Julián Aguirre でギターを学び、タンゴとフォルクローレ、ジャズとクラシック音楽、そしてルイス・アルベルト・スピネッタにも影響を受けた都会的な洗練と郊外の素朴な風景を描写したコンポジションが特徴。
1994年、カナダで開催されたモントリオール・ジャズ・フェスティバルに出演。北米、中南米、ヨーロッパ、アジアの20か国以上の国での豊かな演奏経験を持つ。
リリースはこれまで5作品。初のソロ名義『El corazón manda』(1997)は、“Guitarras del mundo” シリーズとして epsa music よりリリースされ、自作曲の他、 アタウアルパ・ユパンキ、アストル・ピアソラ、エグベルト・ジスモンチの編曲やデュオ音源など収録。録音に2 年かけた『Buenos Aires de Raíz 』(2005)は、ギターソロによる自作曲のみで構成し、人気を集める記念作になった。また、アルゼンチン女性シンガーのルシアナ・ジュリーとのデュオ作品『Maldita Huella』(2008)、翌年ドイツの Winter & Winter レーベルにて、自身のソロ名義、ルシアナがゲスト参加した『Horizonte Infinito』(2009)を残す(録音はブエノスアイレスにて)。
近作はギターを軸に盟友たちを招いて「郊外の静寂」を奏でた『Silencios del Suburbio』(2012)。ブエノスアイレスのクレオール文化をルーツに、「伝統と創造」をクラフトアートのように編み上げた素朴な美しさを感じる名作を残し、ノルウェー、デンマーク、ベルギーにてアルゼンチン音楽の講義も行った。
母国ではフアン・ファルーと並ぶギターの名手であり、ギジェルモ・リソットが尊敬するギタリストのひとり。近年ではブラジルのポルト アレグレ出身S.S.W. ヴィトール・ハミルとの共演や南米の伝統音楽と風景の共通性を伝えるドキュメンタリーフィルムへの出演など多方面で活躍している。

------------------------------

タイトルの『Manos』は複数の手の意味。2012年に訪れたアルゼンチンにてカルロス・モスカルディーニ氏と交わした握手の温もりとギターを奏でる手。紙ジャケットに採用した切り絵作家 YUYA 氏による描き下ろし作品の手仕事。温もりある手触りのサトウキビ紙にオフセット印刷しています。

Hommock Label|Carlos Moscardini "Manos" CD


client: HUMMOCK Cafe / hummock label|ハンモックカフェ / ハンモックレーベル
city: 兵庫県姫路市的形
art Direction and Design: アーガイルデザイン 宮良当明







Exhibition

Exhibition "6th Fruit Labels Traveler" Art and Design Gallery "The Hours", Miyazaki

色とりどりの果物は軽やかに国境や赤道を超える。
港から港へ。マーケットから食卓へ。
海の向こうからやってくるフルーツシールはいつも旅している ––––


バナナやオレンジ、レモンに貼られたあのポップな「フルーツシール」。いつの頃からか財布や手帳にペタペタと貼りはじめ、気がつけば2,200枚近い数になっていました。
吉本 宏と宮良当明の小さなコレクションを一堂に集めた世界でも初めて? のフルーツシール展を開催します。

2016年 東京渋谷パルコ・大阪中之島フェスティバルプラザのふたつの DELFONICS GALLERY を皮切りに、2017年 姫路 HUMMOCK Cafe、2018年 藤沢辻堂 Toasted、2019年 鎌倉由比ガ浜 CORNO でささやかに好評を博した同展の第6回目のエキシビジョンとなります。
ふたりがヨーロッパや南米のマーケットでコツコツと収穫したキュートなシールのコレクション展示をはじめ、新作オリジナルデザインアイテムを限定販売します。

The Hours 主宰、杉 怜くん(Scenery of Design)とは、長く "高級な友情" を育んできました。本展におけるフルーツシールのアート&デザイン面のクローズアップは、彼との共同作業を通して生まれ、新しい展示の在り方を形づくるものとなりました。当ギャラリーの「こけら落とし」に相応しいフレッシュで活き活きとした展覧会になることを願っています。

九州初上陸の「旅するフルーツシールのデザイン展」、ちょっぴりレトロでカラフルな、グラフィックデザインの宝庫ともいえる〈小さきもの〉の世界をつぶさにお愉しみください。

*終了いたしました。
fruit labels traveler|calendar “Bienvenidos a Argentina”

fruit labels traveler|calendar “Bienvenidos a Argentina”

Fruit labels traveler "Calendar"

アルゼンチンの旅で知り合ったフェルナンドが案内してくれた
ブエノスアイレスのアンティーク・マーケット。
アルゼンチンのフォルクローレやロックを扱うレコードショップに、
フルーティーなドリップを淹れてくれるコーヒーショップを巡り、
その隣の店のカウンターで熱々のエンパナーダを頬張る。

もちろんフルーツショップにはたくさんのフルーツシールが。
同じくフルーツシールを集めているフェルナンドは
ちょうどイタリア旅行から帰ってきたところだといって、
手帳に貼ってあったイタリアのシールをプレゼントしてくれた。

こうして旅を経てできあがった Fruit Labels Calendar。


全国各ショップ/ウェブストアにて発売開始
*完売いたしました。