新春に
心をうつしだす円を。
謹んで新年のお祝いを申し上げます目と頭。手の痕跡がありそうでないもの。見えなさそうで見えるもの。無作為の作為。普遍性のなかの個性。写しとアイデンティティ。飽きそうで飽きないもの。かっこう良いものとかっこう悪いもの。被写界深度の深浅の際目。発見と創作。記憶と記録。窓と鏡。オリジンとリミクス。量と質の関係。描き過ぎることと描き過ぎないこと。沈黙と饒舌。不完全と美と完全の美、文字と画、宗易と古織、山と海、花と雪間の草……
こういったフレーズを、旧年はことさらによく思い浮かべた一年でした。
アーガイルデザインは、本年もフラットで民主的な視線を保ち、見るレッスンを続け、シンプルで構成的なことがらのデザインを思慮深くかたちつくっていきます。
2022年も相変わらぬご愛顧のほどよろしくお願いいたします
令和四年 元旦
株式会社アーガイルデザイン
代表取締役 宮良 当明
株式会社アーガイルデザイン
代表取締役 宮良 当明
春、円相。
2022年の年賀状は、二種のデザインを用意し、任意でお送りしています。
墨の春、消金箔押しの円相ともに即興のファーストテイクです。
言葉少なく無作為で不完全な手の痕跡を、新春の柔らかな光を当てながらその陰影と筆の走り、勢いをお愉しみください。